純粋な心の大切さ

今日、部屋の掃除をしながら昔のCDを聞いていた。

水前寺清子の懐かしい、元気な歌声。

彼女の歌を「人生の応援歌」だと人は言う。

聴いていると、恥ずかしいことに涙が溢れてきた。

あまりにも苦しいことが長く続きすぎたからだろう。

傷つき、疲れた心を癒してくれているようだ。

心が落ち着くと、次の言葉が浮かんできた。

『子曰わく、詩三百一言以て之を蔽う。曰わく、思邪無し。』

およそ三百篇ある『詩経』を貫いているのは、『思い、邪(よこしま)無し』

という精神だという。

私欲、邪心が無く、純粋な感情が素直に表現されたものだからこそ

人の心に響くのだろう。

彼女の歌は、まさに純粋に人々を応援したいという思いに満ちているようだ。

私が行っている教育研修という仕事も、単にノウハウを提供するのではなく

働く人々を応援したいという思いで取り組まなければと、改めて気づかされた。